大森記詩展
SCALESCAPE:
ホビー/アート/ジャパン
2025年9月13日 ~ 2025年10月12日

1/16《ヘーベルン自警団抗争用非正規ユニット“ハルダー=ベル》エポキシパテ、プラスチックモデルパーツ、プラスチック素材 作家蔵 courtesy of HobbyJapan co.,ltd.
会期
2025年9月13日(土)~10月12日(日)
時間
9:30~17:30(入館 17:00まで)
休館日
月曜日
※9月15日(月・祝)は開館し、9月16日(火)は休館
※9月15日(月・祝)は開館し、9月16日(火)は休館
会場
全フロア
観覧料
一般 800円(700円)/高大生 400円(300円)/小中生 200円(100円)/未就学児無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名無料
※土曜日は高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名無料
※土曜日は高校生以下無料
主催
田川市美術館
協力
株式会社ホビージャパン
キュレーション
廣畑公紀
邂逅する、アートとホビー
彫刻家であり、プロモデラ―としても活躍する大森記詩(1990-)は、主に「断片性」を有する素材に着目しながら、私たちを取り巻く物体や事象のスケール感に対するルーツや変性をテーマにした彫刻作品を制作してきました。
大森は航空機を想起させる形状や、シッピングコンテナなど、社会情勢や経済活動を大きく左右する現代世界を規格化しているともいえる工業プロダクトと、関連する充填剤や塗装の下地処理用の中塗材といった工業材料を組み合わせた作品を多く手がけています。また、自身の制作ルーツのひとつであるプラスチックモデルのパーツを、モチーフの縮小再現のために分割されている「架空の断片」と捉え、それらのアッサンブラージュ(組合せ)によるオブジェから、これを原型として焼失鋳造させたブロンズなどにも取り組んでいます。
現実と架空、実在と非実在の境界が曖昧となり、多様化、複雑化する現在の世界を認識するために、大森はモチーフを断片として再構成し、縮尺を変化させた彫刻を制作。物理的サイズ、概念的なスケールという視点を伴ったそれら作品を「スケールスケープ」と称しています。
さらに大森は、様々なプラスチックモデルパーツを組み合わせたSFメカニックも精力的に制作しています。往年のSF特撮映画の撮影モデル製作手法から派生したキットバッシング/ミキシングビルドによるモデリングの造形に魅せられてきた大森は、月刊『ホビージャパン』で同手法による作品「MIXINGSCAPE(ミキシングスケープ)」を連載し、高い評価を受けています。
アートとホビーの領域をシームレスに横断しながら、現代社会や文化を支える構造と特質を顕在化させる大森の、ユニークな眼差しと手の巧みな所作を存分にお楽しみください。
大森は航空機を想起させる形状や、シッピングコンテナなど、社会情勢や経済活動を大きく左右する現代世界を規格化しているともいえる工業プロダクトと、関連する充填剤や塗装の下地処理用の中塗材といった工業材料を組み合わせた作品を多く手がけています。また、自身の制作ルーツのひとつであるプラスチックモデルのパーツを、モチーフの縮小再現のために分割されている「架空の断片」と捉え、それらのアッサンブラージュ(組合せ)によるオブジェから、これを原型として焼失鋳造させたブロンズなどにも取り組んでいます。
現実と架空、実在と非実在の境界が曖昧となり、多様化、複雑化する現在の世界を認識するために、大森はモチーフを断片として再構成し、縮尺を変化させた彫刻を制作。物理的サイズ、概念的なスケールという視点を伴ったそれら作品を「スケールスケープ」と称しています。
さらに大森は、様々なプラスチックモデルパーツを組み合わせたSFメカニックも精力的に制作しています。往年のSF特撮映画の撮影モデル製作手法から派生したキットバッシング/ミキシングビルドによるモデリングの造形に魅せられてきた大森は、月刊『ホビージャパン』で同手法による作品「MIXINGSCAPE(ミキシングスケープ)」を連載し、高い評価を受けています。
アートとホビーの領域をシームレスに横断しながら、現代社会や文化を支える構造と特質を顕在化させる大森の、ユニークな眼差しと手の巧みな所作を存分にお楽しみください。
作家略歴

大森記詩|Kishi Ohmori
1990年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻彫刻研究領域博士後期課程修了。主な個展に「MIXINGSCAPE」(ギャラリーHIROUMI、2023年)、「DENATURE」(ギャラリー小暮、2023年)など。主なグループ展に、「ラブラブショー2」(青森県立美術館、2017年)、「生誕100年|ロボットと芸術 〜越境するヒューマノイド〜」(苫小牧市美術博物館、2020年)、「Public Device – 彫刻の象徴性と 恒久性」(東京藝術大学美術館 陳列館、2020年)などがある。現在、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催中の「大暮維人×大森記詩 SCALE GIRLS/SCALE ARMS展」(2025年6月3日~10月初旬)が大きな話題を集めている。
本展の見所
⒈様々なモチーフの「断片」や、その「縮尺」をテーマにしたユニークな作品を手がける大森記詩の美術館初個展。航空機やコンテナなどの工業製品の縮尺を変化させたり、その断片を構造(素材や下塗材など)から分析したオブジェ、様々な縮尺を持つプラスチックモデルの断片(パーツ)を組み合わせることで世界のスケール感を実体化した彫刻など、大森の造形世界を余すことなく伝えます。

《Color scheme on copper》2023年 銅、鉄、ケミカルラッカー ギャラリー小暮蔵

《Parting Line Ⅱ》2022年 アルミ合金、プラスチックモデルデカール、ケミカルラッカー 作家蔵
⒉ 模型雑誌『ホビージャパン』で連載中の「MIXINGSCAPE」の全作品20点を展示します。「ミキシング/キットバッシング」の手法で制作されたオリジナルのSFメカを実際に鑑賞できる貴重な機会となります。

1/16《非統制多脚戦車”グラクネル”》2025年 エポキシパテ、プラスチックモデルパーツ、プラスチック素材 作家蔵 courtesy of HobbyJapan co.ltd.

1/16《ファーダーベルガ 抗争用非正規ユニット“ベルトード”》2025年 エポキシパテ、プラスチックモデルパーツ、プラスチック素材 作家蔵 courtesy of HobbyJapan co.ltd.
⒊ 「アート(美術)」と「ホビー(模型)」というジャンルを越境し、「表現」の新たな価値を創出する大森の作品をとおして、現代日本文化の特質について考えます。

《Golem》2020年 ブロンズ(プラスチックモデルパーツを原型とした焼失鋳造) 作家蔵

《SCALESCAPE》2024年 キャンバス、インクジェットプリント、サーフェイサー、ブロンズ(プラスチックモデルパーツを原型とした焼失鋳造)、木材 作家蔵
関連イベント
▍オープニングシンポジウム
アーティストを招き、展覧会のオープニングを記念したシンポジウムを開催します。
日時
2025年9月14日(日)11:00~12:30
会場
田川市美術館 AVホール
参加料
無料
パネリスト
大森記詩(アーティスト)、青秀祐(アーティスト)、山口洋三(キュレーター)
モデレーター
廣畑公紀(本展キュレーター)