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コールマイン未来構想
記憶を紡ぐ─炭坑文化の未来を考える

2024年11月2日 ~ 2024年11月24日
明治時代以降、石炭資源を背景に筑前国と豊前国の頭文字をとって生まれた「筑豊」。本展は、この炭坑文化をテーマに、炭坑記録画に代表される記憶から生まれた作品が、次第に石炭やボタといった素材に注目した表現に移り変わる過程を展示します。資源を中心にめぐる人々の仕事と生活は、時代や地域を超えて共有される価値を有しています。本企画を通じて、近代化を支えた「筑豊」の姿を提示できれば幸いです。

 

期間
2024年11月2日(土)~11月24日(日)
 
時間
9:30〜17:30(入館 17:00まで)
最終日 9:30〜16:30(入館 16:00まで)
 
会場
中央展示室・ギャラリーB ほか
 
観覧料
一般 800円(700円)/高大生 400円(300円)/小中生 200円(100円)/未就学児無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名無料
※土曜日は高校生以下無料

 
主催
田川市美術館
 
協力
アートフロントギャラリー
田川市石炭・歴史博物館
 
後援
田川市
田川市教育委員会

 

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出品作家|石井利秋、うえだひろし、上野英信、片岡覺、川俣正、國盛麻衣佳、千田梅二、藤堂、広川泰士、本橋成一、山本作兵衛

 

見どころ

筑豊を代表する作家の貴重な作品を展示
上野英信の現存する唯一の版画2点をはじめ、『サークル村』の表紙を手掛けた千田梅二の版画、そして山本作兵衛の記録画など、筑豊の文化を象徴する作家たちの貴重な作品を多く展示します。

上野英信《昇坑》1956年

上野英信《ボタ拾い》1956年

千田梅二《『サークル村』創刊号表紙》1958年

道具、写真、幻灯など多彩なメディアによる展示
炭鉱労働者の象徴的な道具であるキャップランプ、日本炭鉱労働組合によって幻灯化された上野英信原作 挿絵本『せんぷりせんじが笑った!』のリメイクDVD、本橋成一や広川泰士といった著名な写真家たちの作品など、様々なメディアを通じて、立体的に炭鉱文化をご覧いただけます。

キャップランプ(宇部市石炭記念館蔵)

本橋成一《福岡 筑豊地方》〈炭鉱〉より、1965年©本橋成一

現代作家の視点から見る「筑豊」
筑豊の歴史を象徴する作品に加えて、現代作家たちによる「筑豊」をテーマにした作品も展示します。藤堂は友人の故郷である筑豊のボタ(選炭後の廃棄物)を用い、新たな価値を見出す作品を制作しました。國盛麻衣佳は松原炭鉱住宅の部材や田川産の石炭を使用し、かつての炭鉱の記憶を未来へと紡ぐ作品を創り出しています。現代作家の視点から再解釈された「筑豊」の姿をお楽しみください。

藤堂《筑豊ボタ》2020年、photo: 伊奈英次

國盛麻衣佳《見てきたもの》2023年


 

関連イベント

オープニングイベント
出品作家によるトークイベントなどを行います。

日時
11月2日(土)9:30〜11:30

 

美術館でオープンカフェ
美術館にコーヒースタンドがやってきます。くつろぎのひと時をお楽しみください。

日時
11月4日(月・祝)11:00〜15:00

 

美術館ゼミ「地の底の御咄衆おはなししゅう
参加者とともに考え、手を動かし、発見していく演習型の講座。当館の館長と学芸員が、笑いあり涙ありの文化の世界へ皆様をお招きします。
▸会期中の11月2日を除く土曜日 13:00~15:00に開催
▸参加無料・当日受付・定員20名

日時
①2024年11月 9日(土)講義「多面的な視点を身につける」
②2024年11月16日(土)実技「素材が生み出す色と形」
③2024年11月23日(土)鑑賞「文脈を意識する」

 

月に一度、どこかに現れる、衣食住遊とつながる場所。
ツキ市
人気のマルシェイベント「ツキ市」が大好評につき再び田川市美術館にやってきます。

日時
11月24日(日)11:00〜15:00
主催
久保田鈴菜
▸出店情報などのお問い合わせは、こちら ▸ @ame.ame.37
✉️▸ メール

 

田川市石炭・歴史博物館コラボ企画

スタンプラリー
田川市石炭・歴史博物館と田川市美術館の各企画展をご覧いただいた方に記念品をプレゼント!

期間
11月2日(土)~11月24日(日)

注意事項
・美術館・博物館の観覧順は問いませんが2館とも観覧する必要があります。
・上記期間を過ぎてからの記念品のお渡しはできません。
・スタンプ台紙は一人一枚の配布とします。
・1日で2館観覧する必要はありませんが、押印した台紙の再発行はいたしません。

 

石炭がつなぐアート&ヒストリー
田川市石炭・歴史博物館と田川市美術館の学芸員が、展示の魅力を語ります。
動画は各館のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。
前編:「炭坑の機械たち」編 10月下旬公開
後編:「コールマイン未来構想」編 11月上旬公開

 

同時開催

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令和6年度秋季田川市石炭・歴史博物館 山本作兵衛コレクション原画企画展
ヤマの機械たち 石炭に挑む技術と機械

期間
10月22日(火)~11月24日(日)
会場
田川市石炭・歴史博物館