ちくネット合同企画「収蔵品コレクション展」

筑豊地区にある3つの美術館(田川市美術館・嘉麻市立織田廣喜美術館・直方谷尾美術館)で構成される“筑豊美術館ネットワーク”（略して“ちくネット”）は平成15年9月の設立以来、 合同ワークショップやスタンプラリーのほか、筑豊の今を生きる作家たちを紹介する合同展覧会「エコール・ド・チクホウ」を各地域で開催するなど、 3館を拠点として地域を活性化するべく活動を続けてきました。このたび、ちくネットの新たな試みとして3館が所蔵する作品たちにスポットをあて各館自慢の逸品を持ち寄って構成する展覧会を 開催します。
1991年に筑豊地区初の公立美術館として産声をあげた田川市美術館、二科会を中心に活躍し、日本の洋画界を牽引した画家・織田廣喜の出身地である福岡県碓井町（現・嘉麻市）に1996年に誕生 した嘉麻市立織田廣喜美術館、1992年に谷尾欣也氏が開設した私設美術館で、その後、遺族から美術館と作品の寄贈を受け、2001年に市の美術館としてオープンした直方谷尾美術館。 これら3館は20年近くにわたる美術館活動のなかで、多くの美術作品を収集し、そのコレクションはそれぞれの館の特色となっています。 第1弾となる今回はそんな各館の個性あふれる収蔵作品の中から「もの」「人」「カタチ」を描いた逸品に焦点をあててご紹介します。